あだちの再生工房

古い機械類を修理再生する趣味の部屋です。

       発信元: 安達正晴 三重県三重郡朝日町縄生

Hallicrafters R-274/FRR (SX-73)

売却したS-20RとPanadaptorの代わりに、R-274を 2003年3月にeBayで購入しました。
入手した時点でダイアルにゴリゴリ感があったので修理しました。 それ以後電気的には問題なく受信して
いました。
しかし、2012年7月に点検したところCarrier Meterが動かないことが分かりました。
Simpson製のメーターで現在もSimpson社は存続しているので、ムーブメントの修理ができるか確認したが
古いので対応できないとのことでした。
そのため、同年代のSimpsonメーターをeBayで仕入れ、ムーブメントを置換することとしました。

 ダイアルのゴリゴリ感の修理
front view R-274
エスカッションは分厚いアルミ板で自作したようです。 オリジナルはベーク板?
入手時にはメーターは動いていました。
inside view after removed front panel
ダイヤルを回すとゴリゴリ感があるので該当部
を分解しました。
  
Main dial ball bearing
ベアリングが緩んでおり、ボールがはみ出して
いました。幸いボールの数は全部ありました。
enlarged view of ball bearing
ベアリングの拡大です。 グリスを補充しておき
ました。
band selector masking plate
フロント面板の裏側です。黒い板はバンド切り替え時に回転します。
assembled main dial plate
目盛板を取り付けたところです。
メーターの交換
front face of carrier meter
動かなくなったオリジナルのメーターです。
Model 126と記載されています。
front face of carrier meter  メーターパネルは再利用するので取り外し
 ました。
black face meter to be replaced
置換するために仕入れた同年代のVintage
Simpson Meterです。 直流50μAです。
disassembled meter
幸いなことにメーターパネルの寸法、ネジの位置も同一です。 そこでこの黒のパネルをオリジナルの白いパネルと交換しました。
針は黒色に塗りました。
repaired original meter
オリジナルのメーターケースに収納しました。
repaired original meter, enlarged view
若干針の長さが寸足らずですが、ほとんどわからない程度に仕上がりました。
installed meter on front panel
感度調整はしていませんがほぼ以前と同じ程度に針が動くようになりました。
front view of R-274 with repaired meter
交換後の正面外観です。
    

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更新: 2012/10/30
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