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ClassicII Macintosh コンピュータ

Macintosh Classic IIのコンデンサ交換

1週間ほど前にClassic IIをメンテのため通電した時には、起動音は鳴らないものの、
正常に起動していました。
しかし、3日ほど前には起動時に画面が白黒の縦帯模様が表示され起動せず、2回目の通電で、正常に起動したものの、嫌な予感がしました。
2日前に通電すると、画面が明るくなるものの無反応。 ON-OFFを繰り返すと遂には画面は暗いままで何の反応もしなくなってしまいました。

Analog(電源含む)かLogicかどちらが問題かわからないので、先ずLogicボードのrecapを行いました。
以前にもrecapを行ったようでC11は交換されていました(全く記憶がありません。 20年以上前のことかも知れません。) また、C11のプラスのプリントパターンが剥離しており下手な方法でリード線が半田付けされていたので、これも撤去しました。

外した電解コンデンサで全部で13個です。C11以外はオリジナルの表面実装のコンデンサです。

交換後のLogicボードです。

回路図ではC11のプラスはDFACの2pinに繋がっているので、リード線で直接Pin2に半田付けしました。

このボードを取付け起動したところ、起動音も鳴り正常に起動するようになりました。
このようにうまくいったときの快感はたまりません。 

AnalogボードはOKなようですが、新品を購入してから26年か27年経っているので、今後のため
全コンデンサも交換することとしました。

ボードの裏は液漏れでかなり腐食されていました。

CP6, CP8の液漏れがひどいようです。

外した電解コンデンサです。 25本あります。

交換後のAnalogボードです。
これを本体に戻し、正常に起動することを確認しました。

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