同好の士とともにオーダーしたBOLLE氏設計のロジックボードに手持ちのSE/30の全バーツを移植し、起動させることができました。
その移植の過程を何回かに分けて、報告したいと思います。
(成功例はあまり参考にならないので、失敗例を教訓として記録しておきたいと思います。)
先ず、初回はSE/30のどのようなボードから部品取りして、移植したかの概要を報告します。
入手したBOLLEのブランクの基板です。

起動するボード(予備1)
正常に起動するこのボードから部品取りしました。
基本的には、この正常なボードのパーツをBOLLEに移植しました。
せっかくの正常なボードを壊したくないので、主要なパーツをsocket化し、
次の2枚のジャンクボードから部品取りし、この予備1ボードに移して生かすことにしました。

ジャンクボード(予備4)
部品取りしたジャンクなボード(予備4)です。
UB12とUC12が外されていたジャンク品を以前に入手していました。

ジャンクボード(#6と呼びます)
バッテリーが液漏れし、部分的に腐食したジャンクボードです。

これら2枚のボードから使える部品を予備1ボードに使いました。
完成したBOLLEボード
移植が完了したBOLLE ボードです。
(一発で起動できた訳ではなく、最初はシマシマックとなり、解決に難航しました)

起動状況です。
原因はsocketの半田付け不良でした。 これを解決した結果、正常に起動できました。
(BlueSCSIからの起動です)

生かされた予備1ボード
予備1のボードです。 予備4と#6ボードからの部品を使って、正常に起動することを確認しました。
大事な正常ボードを潰さずに済みました。

部品取りが終わった予備4ボードです。
Apple特製のUE6のICを外すのを失敗しました。

次回からは、以上の過程で失敗した事例を教訓として報告していきます。