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Macintosh SE30 コンピュータ

SE/30 logic boardのコントロールパネルの不具合 その2

先回、コントロールパネルでサウンドを選択するとハングアップする不具合品の
1枚目を対策し、解決しました。
今回は同じ現象の2枚目のボードを調べ、解決することができました。

1枚目と同じ現象なのでUE10を疑い、UE10の44ピンの接続先との導通をチェックしました。
ラッキーなことにUE10の3pinとアドレスA(06)との抵抗が200kΩで異常が見つかりました。

実体顕微鏡でUE10周辺を観察すると、基板のラインがところどころ浸食され、虫食い状態であることが分かりました。
3pinのラインを追跡すると、ほぼ断線に近い箇所が見つかったので、ハンダで盛って補修しました。
その結果、不具合は解消し正常にサウンドをコントロールできるようになりました。
本当にラッキーでした。

赤丸が断線状態の箇所です。(200kΩなので完全な断線ではありません)。

UE10周辺の虫食いもついでにハンダを盛って応急処置をしておきました。

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