7月に乗った時にウォッシャー液不足の警告が点灯しました。
しかし、タンクを見ると十分な量があり、ポンプも作動し液が噴射するので、センサー不良と判断し、特に支障はないのでそのままにしていました。
警告の点灯状態です。

タンクは見やすいところにあり、2本のボルトで固定されており、外すのは簡単です。

液面センサのコネクタです。

ポンプのコネクタです。

タンク内は多くの藻が浮遊していました。 このような状態でよくポンプが作動していたと感心します。
(補充はしていましたが、少なくとも15年以上洗浄した記憶はありません。 たまには洗浄が必要なようです。)

センサ― 本体です。
原理は簡単で、浮き輪(黒色の輪)に磁石が埋め込まれており、プラスチックの円筒内部のリードスイッチをON-OFFする構造です。

タンクからの外し方が分からなかったので無理やり引っこ抜いたため、ゴム製のパッキングが破れてしまいました。
外してみて分かったのですが、ゴムパッキングはタンクにつけたまま、センサーのプラスっチックケースを先ず外し、センサーを少し抜いた状態でパッキングをタンクから外せば破ることなく簡単に外せることが分かりました。
センサーのケースの鍔がゴムパッキングにはめ込まれていることがKeyPointです。

センサーのチェックです。
液面が低下すると、フロートが下がり、リードスイッチがONとなり、抵抗がゼロになります。

その逆で液面が高いとフロートが上昇しリードスイッチがOFFとなり抵抗は無限大です。
以上のことからセンサーは正常で問題ないようです。

次に車にコネクタをつないでチェックです。
液面が低い状態です。

警告灯が点灯します。

次に液面が高い状態です。

警告灯は消灯するので、センサーを含めた回路には問題ないようです。
それならばなぜ不具合が起こったのか疑問が残ります。
たまたまタンク内の藻が絡まって浮き輪が上昇しなかった? (ちょっと考えにくいですが…)

ゴムパッキングは破れましたが、うまく組付ければ水漏れは起こらないと考え、センサーをタンクに取付けました。 念のため、液状ゴムでシールしました。
これを車体に組付け、あらためてセンサーの作動を確認する予定です。
