フロントブレーキのチェック

K75Sのフロントブレーキを作動させても、ブレーキランプがつかなくなった。 また、メーター内のRear Light Monitorの赤ランプが、リアプレーキとフロントブレーキを作動させても点灯したままで、消えなくなった。
これはフロントブレーキスイッチの故障か、接続カップラーの接触不良と思われるので、タンクを降ろし導通を確認した。 
スイッチが不良と分かったので、予備品と交換し不具合は解決した。
(このスイッチはR100RTと同じものなので、RTの中古を再利用した。)
(2015年5月実施済み)


ブレーキスイッチを外そうとしても、ケーブルをねじってしまうので、燃料タンク下のコネクターを
外さないと無理です。



燃料タンクを外すために燃料パイプの圧力を抜く必要があります。 私はエンジン始動しアイドリング状態にして、燃料ポンプのコネクタを
抜く方法をとっています。 数秒でエンジンが停止します。 これで供給圧も抜けています。

燃料タンクに繋がっているホースは2本だけです。 左側(Front側)は戻り、右側が供給側です。


2本のパイプはオーバーフローのようです。これはホースに接続されず、プラスチックの受け皿に流し込むようです。

燃料タンクの底です。 
本来あるべき断熱材がありません。
前のオーナーがタンクを交換したようです。元々の色は赤だったようです。

タンクの底その2です。




スイッチをブレーキレバーから外し、不具合がスイッチ本体かコネクターかを調べようとしているところです。





これがコネクターです。
コネクタを抜いて導通チェックしたところスイッチをON-OFFしても導通はありませんスイッチ本体の不具合と判明しました。
スイッチ本体は常時導通有。 レバーを操作すると導通なし、これが正常です。

スイッチを直せないかゴムブーツを切り、分解しようとしましたが、スイッチ本体はモールドされており、肝心の部分は分解できません。
修理は諦め、予備品と交換することにしました。