フロートの位置調整

燃料コックやタンクの清掃が終わり元に戻しエンジンを掛けようとコックを開くと、左のキャブがオーバーフローしました。   
何も設定は変えていないのに不思議ではありますが原因調査のため左キャブを降ろし、フロートレベルの調整をしました。   2016年5月実施


キャブのドレイン穴(パイプ)はFloat Housingの底にあります。  
確かにここからもれていたのでオーバーフローです。


キャブをいじるのは初めてだったので、ガソリンを抜くのにHousingを固定しているバネも外してしまいました。
バネをスライドすればHousingが外せるのは良いアイデアと思います。

ドレインパイプの高さはHousingの合わせ面とほとんど同じです。

フロートのレベルは若干傾いています。
正規は水平です。  この少しの傾きでオーバーフローするとは考えにくいのですが完全に水平となるよう、修正します。

フロートニードルは僅かにヘタリはありますがこの程度はOKと考え、再使用します。

ニードルの座面は傷も汚れもなく問題なしです。


フロートを水平に修正しました。

定規を当てて、正確を期しました。

キャブを組立後、オーバーフローしないかポリタンクを繋いで確認しました。

スロットルケーブルとチョークケーブルを先に繋いでから車体に装着します。

装着完了です。 漏れやオーバーフローはなく、良好です。

左のキャブの刻印は64/32/363です。
右のキャブは 64/32/364です。