予備として保管していたHP41CXの液晶(LCD)が黒くにじんで、コントラストも弱くなっていました(10年近く放置)。
LCDのみが問題で本体は正常に機能しているようなので、、ジャンク品を入手しLCDを交換することにしました。
![]() | ![]() このHP41CXはCPU基板が一枚もので、いわゆるHalf NutのHP41です。 |
![]() LCDを交換するには、Keyボードを分離する必要があります。 しかし、CPU基板とKeyボードがリベットで固定するように、プラスチックの支柱を溶かして固定してあるので、これを潰さないといけません。(非常に冒険です)。 数多くあるリベットの半分ほどを外した状態です。 外した片割れは後で組付けるときに使うので大事に保管です。 | ![]() CPUボードとKeyボードを分離できました。 LCDはCPU基板についています。 |
![]() Keyボードです。 それぞれのKeyは防塵のため金属円盤で囲まれ、その上から一枚の薄い透明のシートでカバーしてあります。 | ![]() LCDユニットはKeyボードにかしめてあるので簡単に外せます。 基板との接続は導電性のゴムみたいなもので接触させて通電しているようです。 |
![]() ジャンクで入手したHalf NutのHP41CVです。電池とI/Oのフレキシブル基板は腐食しているものの、それほどのジャンクではないようです。 | ![]() リベットを潰し、CPU基板とKeyボードを分離した状態です。 |
![]() LCDを取り出しました。 右がCVのもので、ダメージはなくきれいです。 | ![]() LCDをCXに取り付け、仮組した状態で通電し、作動することを確認した後、リベットの片割れを瞬間接着剤で戻しました。 (このような再生ではがっちり固定できるとは思えませんが、良しとします)。 |
![]() リベット全数を再生できませんでしたが、OKとしました。 | ![]() 再組後の作動確認です。 KEY4が接触不良のようで3回ほど押さないと入らないようなので、再度分解しKey4の位置の基板の小さい穴から接点復活材のあとイソプロピルアルコールで洗浄し、正常にKey IN出来るようにしました。 以上の処置で、この予備のHP41CXが復活しました。 めでたし、めでたし。 |