Hammarlund SP-600 JX-17

2002年9月にeBayで入手しました。
一部のバンドが受信できなかったので、全コンデンサ、抵抗をチェックし交換しました(特にBumble-Beeはすべて交換)。
勤務の合間に実施したので時間がかかりました(2002年10月~2003年5月)。


修理が完了した後の正面です

これは修理前です。

これはリキャップが終わってから撮影したものです。

Bathtubコンデンサはすべてこのようにして交換しました。

電解コンデンサも組み替えました。アルミ缶電解は新品が手に入ったので交換しました。

Transformerの中のコンデンサを交換するため4個のTransformerを取り外しました。

IF Transformer T2 オリジナル


IF Transformer T2 セラミックに交換後ほかのTFも同様にBumble-Beeは交換。

Bumble-Beeにひびが入っており、簡単に割れました。

SelectivityのRotary Switchの下のBumble-BeeもSWを取り外し交換。

Resister-Capacitor SubassemblyのC100もセラミックに、C163はOrange Dropに交換。 
 

RF Wiring Assemblyを取り外します。
RF Platformとも言うようです。 SP-600に特有のターレットコイルの受け口です。

取り外したところです。
  

C73のBumble-Beeにクラック、R15,R16が焼損していました。

焼損したR15とR16です。

 

この辺りは問題ありそうなのでコンデンサ、抵抗は全部取り外し、交換することとしました。

コンデンサ、抵抗を新品に交換し終わったところです。  

裏側から見たところです。
 

前面のパネルを取り外したところ
 

Frequency Control Unit(水晶の受け部)を外すのは結構面倒です。

Mixer Plate Coil Assembly 内の交換です。 

Mixer Plate Coil Assembly 内のBumble-Bee交換後です。

Frequency Control Unitには多くのBumble-Beeがあります。

すべて交換しました。
Micaはそのままにしました。

ギャ類の注油のため機構部分を全部分解しました。

ターレットの蓋がなかったのでアルミ板とリベットで作製しました。
以上のリストアの記録を
SP600_Restore.pdfに記載しました。

久しぶりにメンテをした際、ターレットコイルの留め金が一つ欠落していることに気が付いたので、代用品を製作しました。

適当な材料がなかったので手持ちのリン青銅板で作りました。 色違いで恰好悪いですが... 

SP-600 JX-17のマニュアルなど
SP-600 Re-Capping 
( http://www.hammarlund.info/SP600svc.html ) 
SP-600のリキャップについて大変参考になりました。
SP-600 JX17 のマニュアル
( 例えば
http://96.9.26.247/schemi/Surplus_Civil/Hammarlund_SP600-JX_user_IK8TEA.pdf )
 実体配線図があり役立ちました。
 しかし、リンク先がなくなったようなので、ここにアップロードしておきます。
SP-600JX17.pdf  2015/11/27
Parts_Catalog.
  昔ダウンロードしたのですがそのWEB Siteが見つかりません。 
以前にダウンロードしたものを掲載します。 
 Parts_Catalog.pdf