Panadaptor PCA-2 Type T-200 2号機

手放した1号機が懐かしく、改めてeBayで入手しました(2003年11月)。  
通電できる状態でしたがScan幅が極めて狭いなど問題がありました。
2012年8月まで修理する暇がなく、そのままにしていました。


2012年8月9日 Restore完了。
Scan幅も調整できるようになった。



電解コンデンサ(アルミ缶)はそのまま残しシャーシ内に通常の電解コンデンサを組み込んだ。   

eBayで入手直後のオリジナル状態。
scanはするが幅も極めて狭く小さく、波形がも不安定。


ペーパコンデンサのすべてと抵抗値が10%以上変化した抵抗を交換した。
scan幅は調整できるようになったが波形が不安定。  

原因調査にはマニュアルにあるResistance chartが今回も役立った。                              
V1のPin 3,5,6等がダメ。 
配線をチェックしたが問題なし。 測定のたびに抵抗値がばらつく。
特にシャーシをねじったりすると大きく変動。








Sweep Width Volumeのアース線が電解コンデンサC19、C27のケースの足(ねじり固定用)に半田付けされていた。 
この足の締め付け力が不十分でシャーシとわずかに隙間があったようで、このためシャーシをねじるとV1 Pin3の抵抗が183kΩ⇔10kΩと変動したようだ。
アース点を変更したらこの変動は解消した。
  

アース点の変更の結果、上表のようにすべてが既定の抵抗値に収まった。 (大成功!!)

測定波形も安定した。