あだちの再生工房

古い機械類を修理再生する趣味の部屋です。

       発信元: 安達正晴 三重県三重郡朝日町縄生

BMW R100RT Turn Signal ( ウィンカー ) をLEDに変更

R100RT は方向指示器を作動させると、電圧計の針が12V~16Vの間で大きく振れる。
メーター内のウィンカー表示ランプが要らないくらい振れが目立つ。
これだけ振れると電圧計にもよくないだろうし、どうも見た目も落ち着かない。
そこで、ウィンカーのランプ(21ワット球)をLEDに交換し、電圧降下を解消することとした。
(2014年3月実施済み)

 (この写真をクリックすると動画が見られます)
現状です。 方向指示を出すと電圧計が
大きく振れます。







(この写真をクリックすると動画が見られます)

ウィンカーのランプをLEDに替えた結果、
電圧計は全く振れなくなりました。
大成功です。  
また、左右の方向表示ランプは独立したLEDに
交換したので、若干見にくいですが左右どちら
が点灯しているのか区別できるようになりました

このLEDランプの作り方は、後で詳しく説明
します。

(クリックすると動画が見られます)
曇天なので結構点滅ははっきり見えます。


(クリックすると動画が見られます)




Turn Signalの回路を書き直したものですが、
インジケーターの3ワットのランプがLeft, Right
のランプ系に跨ぐようにつながっています。
このため21ワットのランプ4灯をLEDに変えても
方向指示とはならず、ハザードになってしまい
ます。 3ワットの球を外せば方向指示として
作動しますが、インジケーターがなくなるので
ちょっと不便です。
(図中、13.1Vは電流計測に使った定電圧電源
の電圧値です。 Flasher Relayの出力端子
49aに相当します。)


    (クリックで拡大できます)
ウィンカーのランプを4灯の内、例えばRearの
左右ランプをLEDに交換し、Frontは21W電球、
RearをLEDにした場合は、ハザードにはならず
方向指示として働きます。
左の回路図はLeftに方向指示を出した場合の、
Rightの系の回路です。 3Wの表示ランプで
電圧が大きく降下するので21Wのランプも
LEDも電流が小さく、点灯しないことが分かり
ます(RightのFront,Rearは点灯しない)。 
 一方、右図は4灯ともLEDにした回路図で
LEDには67mA流れるので、目一杯の輝度では
ないですが、それなりに明るく点灯してしまう
ので、Righ, Leftすべて点灯することとなり
ハザードになってしまします。
(なお、使用したLEDは13.2V掛けると
202mA流れるので、67mAは1/3ですが、
それなりに明るく、昼間でも点滅が識別できる
程度の明るさです)
       
使用したLEDはS25シングル SMD44連アンバー(孫市屋で購入)で、この特性が不明なため、
3W, 21W電球を含め、基本的な電流を測定した。
 

21W電球とSMD44連のLEDの比較です。




FrontのLEDです




RearのLEDです












ハイフラ対策のFlasher Relayです。
トヨタ車用の3端子 CF14 速度調整付きで
電球とLED混在でもOKな便利なリレーです。 
BMWのリレーの
端子31がマイナス
端子49がプラス
端子49aがL に対応しています
端子寸法が同じなのでそのまま置換ることが
できます。


草色のリレーがオリジナルのFlasher Relayです




置換したリレーです。 速度調整ノブを含めても
高さはオリジナルと同じなので、問題なく燃料
タンクの下に収まります。


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更新: 2014/3/12
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