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HP電卓

HP82143A Printerの修理

HP82143Aの3号機です。 ジャンク品を2年前に入手し、バッテリーを新作し、
動くことだけを確認し、保管していたものです。

確認した時点では、紙送りはするものの、ピッチが不均一で送りローラーの交換が必要な状態でした。

予想通りローラが変形していました。

以前の修理と同じように、外径8mm,内径5mm(線径1.5mm)のOリングを使いました。
https://adachi-giken.com/hp-calculator/hp82143a-repair/
今回は接着剤で軸に固定しました。

何回か紙送りの軸を回転させ、プリンターヘッドを往復させているうちに
プーリが滑ってしまい、ヘッドが動かなくなりました。
プーリの軸を良く眺めると、軸には面が削ってあり、Cクリップが嵌る溝も切ってあります。しかし、クリップも無く、軸に面を削った意図が不明です。
同じ構造のprinterが4台あるので、修理したときの該当部分の写真を集めて比較しました。

HP82143A 1号機です。
Cクリップも何もありません。
(画面クリックできます)

HP82143A 2号機です。
Cクリップも何もありません。
(画面クリックできます)

HP82162A 1号機です。
これも何もありません。
(画面クリックできます)

HP82162A 2号機です。
これも何もありません。
(画面クリックできます)

結論として、接着剤で固定したとしか考えられません。

今回は、アルミのプーリーの穴を削り、Keyを差し込むことにしました。

0.1mm厚のリン青銅版をkeyにしました。

keyを差し込んだ後、Cクリップを挿入。念のため頭を接着剤で固めました(これは余分ですが…)

再組立ての際、紙押さえのスプリングを1個紛失してしまいました。
Amazonでサイズが近い引張バネ 外径2mm, 線径0.2mm (長さ10mm)を仕入れ、それを切断し、オリジナル品に近い寸法にして組付けました。

組付け時の注意点として、プラテンにかぶさる白色の布は両端が白の紙押さえの軸を包み込むようにすることが大切です。
そうしないと、プラテン全体を白色の布がカバーできなくなります。

再組立て後の印字確認

紙送りは等ピッチで良好です。 ローラーを交換した効果です。

印字結果も良好です。

以上で修理完了です。

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